上場商品概要

デリバティブの総合取引所

TFXに上場され、取引することのできる商品は、以下のとおりです。

TFXは、金融商品取引に係る公的なインフラとして、公正性、信頼性、利便性に優れた金融商品市場を整備し、わが国金融・経済の健全な発展に貢献してまいります。

※ 日経平均株価(日経225)
※ Nasdaq-100®
※ DAX®はコンティゴ インデックスGmbH及びドイツ取引所グループの登録商標です。

無担保コールオーバーナイト3ヵ月金利先物

無担保コールオーバーナイト3ヵ月金利先物(略称:TONA3ヵ月金利先物)とは、将来の各限月の第3水曜日から3カ月後の各月第3水曜日(取引最終日)の前日までの期間3ヵ月の金利(日次累積複利)を予想し、現時点で価格を決める取引です。これにより、将来の円資金取引レートを現時点で予約する効果が得られ、将来起こり得る円の短期金利の変動リスクを軽減することが可能となります。
また、現時点で予測する将来の金利は、限月(ゲンゲツ)により、いつの金利であるのかが表示されています。例えば202X年9月限(9ガツギリ)は、202X年9月第3水曜日から202X年12月第3水曜日(取引最終日)の前日までの期間3ヵ月の金利(TONAを日次累積複利で計算し年率換算した金利)を、現時点で取引することになります。

TONA3ヵ月金利先物は、金利変動に対する価格変動や売買方向を債券と同一にするため、価格表示を『100-金利(%)』としています。その結果、金利上昇(低下)と先物価格の関係は、以下のようになります。

例 TONA3ヵ月物金利が1.200%の場合、価格表示では100-1.200=98.800

無担保コールオーバーナイト3ヵ月金利先物オプション

無担保コールオーバーナイト3ヵ月金利先物オプション(略称:TONA3ヵ月金利先物オプション)とは、原資産であるTONA3ヵ月金利先物を当初設定した特定の価格(以下、権利行使価格)で買ったり、売ったりする権利を取引するものです。

オプション取引の仕組み

オプションの買方は、オプション料を支払うことによって権利を取得し、一方オプションの売方は、オプション料を受け取る代わりに、買方が行使した権利に応じる義務を負います。つまり、売方から買方に権利を与える契約の見合い分がオプション料となります。オプションでは、オプション価格(プレミアム)を取引しています。 オプション価格は先物価格(原資産)などの影響で変動します。

オプションの種類

オプション取引には、プット・オプションとコール・オプションの2種類があります。
プット・オプション:原資産を権利行使価格で売ることができる権利の取引
コール・オプション:原資産を権利行使価格で買うことができる権利の取引

オプション取引 プット・オプション 買方 行使価格で"売る"権利を行使することが可能
売方 行使価格で"買い"に応じる義務が発生
コール・オプション 買方 行使価格で"買う"権利を行使することが可能
売方 行使価格で"売り"に応じる義務が発生

オプションの買方は、建玉を権利行使によらず市場で転売することによって手仕舞うことができます。同様に、オプションの売方も、市場で買い戻すことによって建玉を手仕舞うことができます。金融取のオプション取引はアメリカンタイプ(オプションの買方がオプション行使期間内であればいつでも権利を行使することが可能である取引)を採用しています。また、建玉を買い建てたまま権利行使期間が満了した場合、そのオプションが有価値のときは、買方の権利が自動的に行使されると同時に売方に割り当てられます。無価値のときは買方の権利が消滅します。

ユーロ円3ヵ月金利先物

ユーロ円3ヵ月金利先物とは、将来のある一定の日付から始まる円の3ヵ月金利を予想し、現時点で価格を決める取引です。これにより、将来の円資金取引レートを現時点で予約する効果が得られ、将来起こり得る円の短期金利の変動リスクを軽減することが可能となります。
また、現時点で予測する将来の金利は、限月(ゲンゲツ)により、いつの金利であるのかが表示されています。例えば2020年9月(9ガツギリ)は、2020年9月の中旬にスタートする、期間3ヵ月の銀行間での円金利(TIBOR)を、現時点で取引を行っていることになります。
なお、ユーロ円TIBORは2024年12月末に公表停止が想定されていることから、2023年3月20日より、取引最終日が2025年1月以降に到来する限月の取引を停止しました。

ユーロ円3ヵ月金利先物は、金利変動に対する価格変動や売買方向を債券と同一にするため、価格表示を『100-金利(%)』としています。その結果、金利上昇(低下)と先物価格の関係は、以下のようになります。

例 ユーロ円の3ヵ月物金利が1.200%の場合、価格表示では100-1.200=98.800

取引所為替証拠金取引(くりっく365)

日頃テレビ報道等で目にする外国為替取引は、銀行や証券会社等の為替ディーラーと呼ばれるプロを中心に、相対取引であるインターバンク市場において行われています。このインターバンク市場は東京だけではなく、欧州、米国と世界中で時差をまたいで24時間取引が行われます。
金融取の取引所為替証拠金取引(愛称:くりっく365)は、このインターバンク市場での取引をベースにして、個人投資家等のリテール向けの商品として上場され、公正・透明に取引が行われます。くりっく365では、差し入れた証拠金を基に、この証拠金に対して適切な倍率の金額の取引を行うことができます(これを“レバレッジ”と呼びます)。従って外貨預金に比べてリスクはあるものの、高い投資効率を期待できる投資商品として位置付けられます。

取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)

取引所株価指数証拠金取引(愛称:くりっく株365)は、国内外の株価指数やETF(上場投資信託)を取引対象としています。最長約15ヵ月間を保有期間とするリセット付の商品で、「くりっく365」と同様に差し入れた証拠金をもとに、レバレッジ効果によりこの証拠金に対して数倍~数十倍の金額の取引を行うことができます。商品ラインナップは、国内外の株価指数や金・原油のコモディティ関連商品のETFと幅広く、さらに「くりっく株365」はこれら全ての商品が一つの口座で取引が可能です。

商品ごとの取引参加者

TFXの取引参加資格はマーケットごとに分かれており、「金利先物等取引参加者」「為替証拠金取引参加者」「株価指数証拠金取引参加者」が存在します。

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