TFXからのお知らせ
平成29年11月22日
取引所株価指数証拠金取引(以下、「くりっく株365」)のうち、NYダウ証拠金取引を含む海外株価指数の金利相当額算出の適用金利を、平成29年12月18日より、円金利から、各々の対象指数の外貨金利に変更致します。
「くりっく株365」のNYダウ証拠金取引のマーケットメイカー(以下、MM)は、カバー市場として米国のNYダウ先物市場を利用していますが、このカバー市場では米ドル金利が適用されています。一方、「くりっく株365」では円金利が適用されているため、両者間で金利差が生じます。
10月以降のNYダウの最高値更新を受け、買い建玉が大きく増加した結果、MMのカバー市場における建玉残高に日々コストが発生しています。そのため、MMは金利差によるコストを抑えるために、現物価格より相当高い売値提示と売数量を少なくせざるを得ない現象が発生しています(投資家の皆様からお問い合わせ等が寄せられました)。
本来、円建てのNYダウ証拠金取引では、MMは、米ドル建ての先物市場の価格を参考に、需給、相場、建玉の状況等を勘案して価格を提示しており、「くりっく株365」の価格は、NYダウの価格そのものではありません。しかし、今回の商品仕様の変更により、MMが提示する「くりっく株365」市場の価格と現物価格との価格差が縮小することとなります。
1.適用金利を変更する株価指数証拠金取引:
NYダウ証拠金取引, DAX®証拠金取引, FTSE100証拠金取引
2.変更内容:
<適用方法等>
3.施行日:
平成29年12月18日(月)
4.金利相当額の受払いについて:
平成29年12月18日取引日終了以降、保有する建玉(ポジション)数量に応じて日々金利相当額の受払いが行われます(買い建玉の場合は支払い/売り建玉の場合は受取り)。
※平成28年3月以降、海外株価指数証拠金取引の金利相当額は0円の実績が続いておりましたが、今回の変更により買い建玉を保有している場合は、金利相当額の支払いが生じますのでご注意下さい。
<ご参考(金利相当額の試算値)>
11月20日時点で試算した外貨金利を用いた場合の金利相当額は以下の通り。
※施行日以降に受払いが行われる金利相当額ではありません。実際の金利相当額は毎取引日終了後に確定します。
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