TFXからのお知らせ

新システム LIFFE CONNECT™ の稼働開始について

TIFFEがロンドン、ブラッセル、パリと同一テクノロジーを採用

平成15年4月28日


東京金融先物取引所(The Tokyo International Financial Futures Exchange、以下 TIFFE)は、本日全ての上場商品の取引および清算業務を、新取引システムのLIFFE CONNECT™(ライフコネクト)と富士通が開発した新清算システムに移行しました。
TIFFEの新システムは、TIFFE、Euronext.liffe(ユーロネクスト・ライフ)と富士通株式会社の3者による国際共同プロジェクトとして、2001年7月に開発を開始しました。本日の稼働報告会には、新取引システムを提供しているEuronext.liffeのBrian Williamson (ブライアン・ウィリアムソン)会長と、新清算システムを開発した富士通株式会社の新道雄(あたらし みちお)経営執行役が参加しています。
齋藤次郎(さいとう じろう)TIFFE理事長は、「TIFFEの新システムが無事に稼働したことを報告できることは、誠に光栄である。新取引システムのLIFFE CONNECT™は、世界最高水準の取引システムとして、現在までに開発者でもあるLIFFE以外に、ヨーロッパ最大の取引所であるユーロネクスト(Euronext)、LIFFEと米ナスダック(NASDAQ)の共同設立したNQLXが相次いで導入。米国のCBOTも近い将来での導入を決定している。また、新清算システムは、日本での取引所向けソリューションプロバイダーの専門家である富士通が開発したもので、TIFFEおよび会員に多大の恩恵をもたらすものである。これら最先端のシステムを武器に、TIFFEでは積極、果敢にビジネスを展開する意向である。」と報告会で語りました。
Euronext.liffeを代表し、ブライアン・ウィリアムソン会長は、「本日我々は、2年間にわたる共同プロジェクトに有終の美を飾った。TIFFEでのLIFFE CONNECT™稼働の瞬間に立ち会うことができ、喜ばしい限りである。TIFFEは、他の取引所に先駆けて世界最高レベルのシステムを採用した。LIFFE CONNECT™のもつ豊富な機能性、グローバルな展開の可能性、そして機動性が大いなるビジネスチャンスをもたらすとしたTIFFEの先見性は、その後世界の主要な3取引所がデリバティブ取引のためにLIFFE CONNECT™を選択したことで裏づけられている。LIFFEは今後ともTIFFEと共同で事業を進めることを楽しみにしており、TIFFEの成功を大いに祈っている。」と語っています。

以上


(ご参考)
東京金融先物取引所は、1989年に設立された取引所で、日本円の短期金利先物商品のマザーマーケットとして国内外の幅広い投資家のニーズに応えています。当初からグローバルスタンダードな制度を導入し、常に日本の主要な取引所をリードしています。例としては、夜間取引の導入、ギブアップ制度の導入などが挙げられます。詳細な情報はウェブサイトwww.tiffe.or.jpをご参照ください。

Euronext.liffeはEuronextのデリバティブビジネスで、アムステルダム、ブラッセル、LIFFE、リスボンとパリのデリバティブマーケットから構成されています。2002年のEuronextによるロンドン国際金融先物・オプション取引所(the London International Financial Futures and Options Exchange、 LIFFE)の買収を受けて、結成されました。Euronext.liffeはデリバティブの統一市場を創設しており、全てのデリバティブ商品を単独の取引システム、LIFFE CONNECT™に集中させています。複数の取引所を、統一市場にすることで、Euronext.liffe自身のみでなく、顧客のコストも軽減させ、国境を越えた取引を容易かつ低コストで実現することになります。現在では、Euronext.liffeは日々の取引金額ベースでは世界最大の取引所です。詳細な情報はウェブサイトwww.liffe.comをご参照ください。


(お問合わせ先)
東京金融先物取引所 総務部 広報調査課 (藤丸・井澤・朝倉)
tel(03)3514-2415
E-mail : info@tiffe.or.jp

Euronext.liffe Press Office (Caroline Denton / James Dunseath)
tel+44-20-7379-2315
E-mail : press.office@liffe.com

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