2002年11月取引数量について

2002年11月のユーロ円3ヵ月金利先物の取引数量は332,128枚（前月比4.5％減）、1日平均では16,606枚（前月比5.0％増）となりました。
11月のユーロ円3ヵ月金利先物（以下、ユーロ円先物）の中心限月（2003年3月限）は、月初より上値が重く推移する中、月半ばから後半にかけては、金融システム不安の高まりに対する警戒感や金融機関の積極的な資金調達意欲のあらわれから続落する展開となり、その際取引高が急増しました。 また、21日には2002年度の補正予算に伴う国債増発額が市場の見通しより増えるとの観測から債券市場が下落、これを受けて中心限月ベースで2月26日の99.850に次ぐ安値となる99.855を付け、また取引数量も再度活況となりました。 その後月末にかけては、日銀の潤沢な資金供給を受け、ユーロ円先物は買い戻されました。

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