東京金融先物取引所と韓国先物取引所との覚書の締結について

平成13年 9月25日

東京金融先物取引所と韓国先物取引所は、双方の市場の発展及び効率的な市場運営に関する協力関係を深めることに合意し、平成13年9月25日に覚書を締結しました。

この覚書の締結により、今後、両取引所は、新商品の上場、商品仕様や取引手法の変更等に関する情報を相互に提供するほか、一方の取引所の要請に応じて、市場監視のための情報の交換を行います。
また、新商品の開発、それぞれの取引所の会員が他方の取引所へアクセスすることを可能とするクロスメンバーシップ等様々な協力関係の構築を目的とした議論の場を設けます。

齋藤次郎（さいとうじろう）東京金融先物取引所理事長は、「韓国における金利先物や通貨先物等を上場する韓国先物取引所とこのような覚書を締結することは、同種の商品を上場する本取引所にとって大変有意義なことである。これを契機に、両取引所間の協力関係を強化し、両市場の一層の発展に努力したい。」と語っています。

イ・ウォン・リー（In Won Lee）韓国先物取引所理事長は、「本取引所としては初めてのこのような協力関係を、東京金融先物取引所と構築することは、非常に喜ばしい。この関係が両取引所の収益拡大に寄与するビジネスに発展するものと考える。この協力関係の発展を通じて、両取引所がアジア圏の先物業界をリードすることを希望する。」と語っています。

以　上

　　（お問合わせ先）

東京金融先物取引所
総務部　広報調査課　（伊藤・大澤）
電話：　03-5223-2415
FAX ：　03-5223-2450
E-mail ：　tiffe@tkb.att.ne.jp
URL ：　http://www.tiffe.or.jp

韓国先物取引所
インフォメーション・サービス・チーム　(Lee, Kuen)
電話：　+82-2-3787-7411
FAX ：　+82-2-3787-7430
E-mail ：　klee@kofex.com
URL ：　http://www.kofex.com

【ご参考】
*東京金融先物取引所は、1989年に設立された取引所で、日本円の短期金利先物商品のマザーマーケットとして国内外の幅広い投資家のニーズに応えています。当初からグローバルスタンダードな制度を導入し、常に日本の主要な取引所をリードしています。2001年4月には、東京金融先物取引所のリアルタイムの板情報（各価格毎の注文数量と注文件数）を、東京金融先物取引所会員の取引専用端末以外にも提供を開始しました。これにより、会員・非会員を問わず国内外の投資家が本取引所の板情報を取得可能となっています。詳細な情報はウェブサイト（http://www.tiffe.or.jp/）をご参照ください。

*韓国先物取引所は、1999年に電子取引システムによる取引を開始した、韓国で最初のデリバティブ取引所です。韓国先物取引所は、より効率的で透明性の高い市場を国内外の投資家に提供することを最重要の目的としています。2001年上期の取引数量は420万枚を超え（一日平均は34,497枚）、2000年下期に比べて268.6％増となりました。また、2000年には韓国国債先物(3年)、2001年にはKOSDAQ50株価指数先物を上場する等、毎年新商品を上場しており、2001年末にはKOSDAQ50株価指数オプションを上場する予定です。詳細な情報はウェブサイトをご参照いただくか、インフォメーション・サービス・チームにお問い合わせください。

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