TFXからのお知らせ

ユーロ円LIBOR3ヵ月金利先物の限月拡大について

平成13年 8月31日


東京金融先物取引所は、平成13年9月3日の夜間取引よりLIBOR-TIBORスプレッド取引を開始します。また、これに伴い、ユーロ円LIBOR3ヵ月金利先物の上場限月を現行の5限月取引制からユーロ円3ヵ月金利先物と同じ12限月取引制に拡大いたします。

LIBOR-TIBORスプレッド取引(以下、「L-Tスプレッド取引」)とは、LIBOR ( 注1)をベースとするユーロ円LIBOR3ヵ月金利先物(以下、「ユーロ円LIBOR先物」)とTIBOR (注2)をベースとするユーロ円3ヵ月金利先物(以下、「ユーロ円先物」)の価格差 (注3)を取引対象とし、取引最終日が同一の月に到来する、同一数量のユーロ円LIBOR先物とユーロ円先物の、一方の限月の買付取引と他方の限月の売付取引を同時に行う取引です。
L-Tスプレッド取引の買いとは、ユーロ円LIBOR先物の買付取引とユーロ円先物の売付取引が成立する取引をいい、L-Tスプレッド取引の売りとは、ユーロ円LIBOR先物の売付取引とユーロ円先物の買付取引が成立する取引をいいます。

ユーロ円LIBOR先物とユーロ円先物の間にてスプレッド取引を実施する際、従来は各々別個に取引を行う必要がありましたが、L-Tスプレッド取引により、1回の発注にて同様の取引が可能となります。また、一方の限月取引のみ売買が成立し他方の限月取引は売買不成立といったリスクがなくなるなど、会員および国内外の投資家等にとって利便性が向上します。

なお、L-Tスプレッド取引は、取引最終日が同一の月に到来するすべてのユーロ円LIBOR先物とユーロ円先物の組み合せとします。ユーロ円LIBOR先物の限月を拡大することにより、L-Tスプレッド取引は12通りの組み合せが可能となります(12限月取引制)。


  

(注1) LIBOR(London Interbank Offered Rate):ロンドン市場での指標金利で、銀行間の貸し出しレート。英国銀行協会が英国時間の午前11時の時点で算出し公表している。

(注2) IBOR(Tokyo Interbank Offered Rate):東京市場での指標金利で、銀行間の貸し出しレート。全国銀行協会が午前11時の時点で算出し公表している。

(注3) 価格の表示方法は、(ユーロ円LIBOR先物の価格 - ユーロ円先物の価格)+100、とする。


以上


(お問合わせ先)
東京金融先物取引所
総務部 広報調査課 
E-mail : info@tiffe.or.jp

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