TFXからのお知らせ

ギブアップ制度・価格のハーフティック化の導入について

平成11年10月 4日

東京金融先物取引所(以下TIFFE)では、理事会においてギブアップ制度の導入と価格のハーフティック化を実施することを決定致しました。両制度とも10月26日に実施する予定です。

ギブアップ制度とは、顧客である機関投資家等(以下顧客)が先物取引を行う際に、注文の執行業務と取引のポジション管理、証拠金の管理といった清算業務を異なった会員に依頼することが出来る制度です。
これにより、顧客は注文を複数の会員に委託した場合でも、その建玉管理を特定の会員に集中することも可能になり、顧客の証拠金管理の効率化とリスク管理の改善が実現されます。

加えて、注文価格と日々の清算価格のハーフティック化を実施します。これは取引価格の最小単位を、半分の0.5ティック(価値にして1,250円)に変更するものです。またこれに加えて、最終決済価格は小数点以下第3位の0.1ティックまで計算されることになります。この結果、ヘッジ取引や裁定取引での正確性が一層向上することが期待されます。

何れの制度も海外では広く利用されており、TIFFEもグローバルスタンダードにおいて更に充実したことになります。

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